清賀手記

フェイスブック記事の忘備録です

劇場もりあげ隊ネタバトル 2019.3.13

 吉本定席劇場で呼び込み等、入り口前で興業を盛り上げる「口上師」と呼ばれる若手芸人たちがいる。しかしこれは誰もが任を得られるわけではなく、会社から任された若手芸人たちにだけ与えられる仕事。でも彼らはNGKの舞台に立つことは、なかなかできない。
 
 そんな口上師たちを8組×4グループに分け、憧れのNGKのステージにあげて芸を競い合わせ、お客が2組に○をつけ、その集計でトップの者に、NGK夜席の出演権を与えるという企画が「劇場もりあげ隊 ネタバトル」。今回が二回目。

 


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劇場もりあげ隊 ネタバトル
 常に連絡をとり合っている、日本茶のことは何でもござれの「やまC」(NGKの登録だけ漢字の「山C」になっているようだ)の応援に出かけた。初のNGK舞台。会場が広いので手に持った急須が見えないからどうしたものかと、夜中に(ワタシと)一緒に案を練って、大きなパネルの急須をつくり、それを持ちながら漫談をするというスタイルに決まった。
 
 ただネタとしては、お茶のうんちくで8割が占められるため、130㌔の巨漢とお茶の効能が逆であるという自虐を少しからめながらの話の展開となるため、「ほぉ~」と関心はされてもドッカ~ンとウケることは、予め難しいことは分かっていた。ただ、NGKの舞台に上がれたという爪痕が、今回の収穫だ。
 
 あとは「あなたたちは絶対売れる」と、ワタシ自身思うし小さな小屋での出番の時も、チケットを購入する際にも伝えている「アンビシャス」(前回優勝)、それからここのところ急激に伸びてきた、コントの「ホテル」、芸歴は長くなってしまったが破壊力ある座敷童ネタの「タートルデッパ」がイケてた。
 
 それにも増して上沼さんのものまねでブレイクしている「ますみ」がいるコンビ「天才ピアニスト」は圧巻だった。そのちょうど一週間前に「兵動大樹のほわ~っと独演会」では、上沼さんネタでコントを演じ、相当受けていたが、今回は上沼さんを封印して、デビュー当時から漫才をかけるときの「制服」ともいうべき赤のそろいのワンピースで勝負していた。
 
 芸歴3年目で漫才劇場メンバー入り。一期下の爛爛には抜かれたが、漫才もコントも着実に構想を練っている中、上沼さんのまねで一気にブレイク。元看護師と元高校講師のコンビ。ポット出の若手ではない、底力を感じる。
 
 アンビシャスはまたの機会に書くつもり。この二組が4月13日にユニットライブを挙行する。しかもZAZA pocketsという小さな小屋。至近距離で観られる。これは、ワクワクものだ。
 

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